なぜお見合いが成立しないのか? マッチング率を上げる4つの解決策。

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

なかなかお見合いが成立しない。

勇気を振り絞ってお見合いを申し込んでいるのに・・・

 

ひょっとして、あなたにも心当たりがありませんか?

とても傷つきますよね。

 

お見合いを断られると自分の人格やこれまでの人生がすべて否定されたように感じて、ものすごくヘコむのではないでしょうか。

 

よくわかります。それがふつうの感覚ですよ。

入学試験でも採用面接でも、どんなことであれ何かに拒絶されれば私たちの心は深く傷つきます。

 

でも落ち込んでばかりいてはいけません。

お見合いを断られるのはあなただけではないのですから。

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理想の結婚をする3つの秘訣。2つ目は「セルフイメージを上げる」

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

あなたのセルフイメージはあなたが望んだとおりのものですか?

 

私たちの人生はセルフイメージに影響されますし、人間関係を作るうえでも重要な役割を果たします。

セルフイメージは周りの人から自分がどのように扱われるのかも決めてしまうからです。

 

それは婚活においても同じです。

お見合いや婚活パーティーなど、すべては人間関係、出会いの場ですからね。

 

「あまり自分に自信がない」

 

もしあなたがそう思っていたとしても大丈夫。

安心してください。

 

これからあなたにセルフイメージの上げ方を教えますね。

セルフイメージが高くなれば、間違いなくあなたの魅力はアップします。

すると婚活だけでなく人生のさまざまな場面において物事が好転していきます。

 

セルフイメージとは

セルフイメージとは、自分に対して抱いているイメージ(印象)のことです。

 

・自分自身をどんな人間だと思っているか。

・どんなことが得意でどんなことが苦手か。

・自分は周りの人からどのように見られているだろうか。

 

私たちは心の中でこのような自己認識をしています。

そして自らの行動をセルフイメージに合わせていて、セルフイメージが良いとポジティブな行動を、セルフイメージが悪いとネガティブな行動をとるようになります。

 

たとえば、自分のことを「勉強が得意」と思っている人は勉強を頑張ります。頑張って勉強するので、当然、成績も良くなっていきます。

反対に、自分のことを「勉強が苦手」と思っている人はなかなかやる気が出てきません。不思議なもので、苦手意識を持った人が頑張ったとしても成績が伸び悩んだりします。

 

勉強だけでなく、スポーツでも仕事でも恋愛でも、私たちの人生はすべてセルフイメージに影響を受けています。あなたにも思い当たることがありませんか?

 

「セルフイメージが上がると自分に自信がつき、それが行動に現れ、イメージした結果が手に入る」

 

これは人生の真実ではないでしょうか。

だからこそ婚活においてもセルフイメージを高くして、出会いを求めてほしいのです。

 

理想の結婚をするためのセルフイメージの上げ方

「自分を磨く」なんて言葉をよく聞きますが、それと同じで日常にポジティブな変化をつけて行動してみてください。

まずはカタチから入って、外見や内面に変化をつけていくと効率よくセルフイメージを上げていけます。

 

美容院に行く

髪をカットしたり、軽くパーマをかけたり、ヘアスタイルにちょっとした変化をつけるだけで新しい自分に生まれ変わります。

そのときに、ただ自分の好きなようにアレンジするのでなく、誰かに見てもらうことを意識すると効果的ですよ。

 

プロにメイクしてもらう

メイクのプロは美容のプロです。

あなたにはどんな色が似合うのか教えてくれたり、今どきのメイクを教えてくれたり、あなたのお肌の悩みまで解決してくれるかもしれません。

 

プロのメイクは新しい ”あなた” を発見してくれる可能性が高いです。

いつもと違うメイクにいつもと違う自分を見つけて、あなたのセルフイメージを上げていきましょう。

 

ショッピングを楽しむ

どんなにお気に入りの服でも、いつも同じだったら気持ちが少しマンネリになりますよね。

 

そんなときは新しい服を買うだけで私たちのセルフイメージは高まります。

ブラウスを新調すれば気持ちも新鮮になりますし、季節のコーディネートをすればワクワクした気分で外に出かけて、誰かと会いたくなるはずです。

 

何も高価な服を買う必要はありません。清潔感とあなたらしさがあれば十分です。

感じのよい装いというものは、そこにその人がいるだけで、その場の雰囲気を和ませてくれるものです。

 

「物買うてくる、自分買うてくる」という言葉のように、あなたが買う服はあなたそのものです。

魅力的な自分になりたいと頑張った分だけ、必ずあなたに返ってきます。

 

もし予算が許さないのであれば、ウィンドウショッピングだけでもOKです。

センスの良い店員さんと心地よい会話をしたり、流行やコーディネートを知るだけでもあなたの感性が刺激されるはずです。

 

野菜をたくさん食べる

忙しいとどうしても野菜が不足しがちです。

それがデリケートな肌の表情となって、何となく疲れた感じに見えてしまいます。

 

試しに、鏡の中の顔をのぞいてみてください。

 

「え、なんか老けて見えない?」

 

はじめて会う人には、それがあなたの印象になります。

そんなの絶対に避けたいですよね。

 

忙しいときほど、意識して野菜をたくさん食べましょう。

お肌にいいのはもちろんですが、ビタミンを摂っているという安心感がセルフイメージを高めてくれます。

 

疲れは真っ先に肌に出ます。そのことをお忘れなく。

 

部屋に花を飾る

実家暮らしでリビングルームや玄関先に飾るならまだしも、自分の部屋に花を飾ることってなかなかありませんよね。

だからこそ、思い切って自分の部屋に花を飾ってみてください。もちろん生花ですよ。

 

小さな「自然」が部屋の中にあるだけで気持ちは安らぐものです。

花を生き生きと咲かせるにはマメに水を取り替えなければなりませんが、そんな愛情を込めた美しさや香りに、あなたの感性は豊かになっていくはずです。

 

それに、花って色合わせが上手にできているので、同じような色合いの洋服を着るとき、とても参考になりますよ。

 

元気の出る言葉を口に出す

「言霊(ことだま)」という言葉があるように、口から出た言葉には不思議な力が宿ります。

 

意識的に次のような言葉を口から出してください。

「私、今日も頑張る」

「私、とても元気よ」

「私、ぜんぜん大丈夫よ」

「私、とてもうれしいわ」

「私、とても大好きよ」

「私、とても幸せよ」

このような言葉を毎日たくさん使っていると、どんどんポジティブな自分になっていきます。

 

反対に、

「あ~忙しい」

「あ~疲れた」

「すごく大変」

「なんかいやだ」

「なんか嫌い」

こんなネガティブな言葉ばかり使っていると自然とネガティブな自分になっていくものです。

 

間違いなく言えるのですが、自分の性格は自分が口にした言葉の通りに形作られていきます。

あなたは自分が輝く言葉をたくさん口から出していくようにしましょう。

 

ソーイングセットを持ち歩く

針と糸、小ばさみに安全ピン・・・

ソーイングセットはカバンに忍ばせておくだけでちょっとした自信につながりますし、いざというときに誰かの役に立ちます。もしそれがあなたが好意を抱いているお相手であれば・・・

お相手のあなたを見る目も変わりますし、そのように見られている自分にあなたはもっと自信を持てるようになります。

 

こういうときにあなたの女らしさが断然光るのです。

 

本を読む

あなたが素敵な生き方だなと思う人の書いたエッセイやロマンチックな詩、哲学書などがおススメです。

思考の柔軟体操になりますし、自分と違う考え方に触れたり、新しい気づきはあなたの精神的な成長につながります。結婚や人生に対する自分の価値観を見直すきっかけになるかもしれません。

それに、精神的に自立している女性って、男性にはまぶしく見えるものです。

 

「本は心の栄養」

この言葉の通り、あなたの内面をとても豊かにしてくれますよ。

 

美術館に行く

ふだん縁がない方ほど美術館に行ってみてください。

これはもう完全に感性の世界ですが、美術作品や芸術作品に触れることで何が刺激されるはずです。

 

この絵のタッチがどうとか、この彫刻のカーヴィングがどうとか、難しい受け止め方は必要ありません。

ただそれを見るだけで十分です。あなたが何も感じなくても、無意識のうちになんらかの感性が刺激されているはずです。

 

「美術鑑賞」という文化的な刺激はセルフイメージを上げるのにぴったりです。

 

最後に

セルフイメージを上げるために、外見の変化は即効性に、内面の変化は持続性につながります。

少しずつ、できるところからでもかまいません。まずは始めてみてください。

 

格式のあるホテルで二時間ほど優雅なティータイムを過ごすのもおススメです。

そんなホテルのラウンジには素敵な人たちが集まります。

 

センスのよい着こなしやおしゃれなティーカップ、季節の飾りつけなど・・・

素敵な空間づくりに自分も一役買っていると思うと、ものすごくセルフイメージが上がりますよ。

 

ひょっとしたら、お見合いや婚活パーティの予行練習になるかもしれませんね。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子

 

お見合いのメリットとデメリット。どんな人がお見合い結婚に向いているのか?

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

あなたはお見合い派ですか? それとも婚活パーティ派ですか?

 

世の中には出会いを求めるための婚活ツールがいろいろとありますよね。

 

もしあなたがいろいろな婚活パーティーや合コンに参加しているのに、なかなか良い相手に出会えないと悩んでいるのであれば、一度「お見合い」してみることをお勧めします。

 

早く結婚相手に出会いたいのであればお見合いは最も確率が高いですし、結婚するにはお見合いが最も合理的で、最も効率の良い婚活ツールだと思うのです。

 

もちろん人によっては向き不向きがあるのですべての方にお見合いを勧めるわけではありません。

これからお見合いのメリットとデメリットをお話するので自分の婚活に対する考えと照らし合わせてみてください。そのうえで役立ちそうならあなたの婚活ツールに加えてみてください。

 

ではいきますよ。

 

お見合いのメリット

安心して出会える

基本的に、「お見合い」は第三者が仲介することで成り立つシステムです。

 

ひと昔前のお見合いと言えば、世話焼きの親戚や近所の世話好きの人が独身者を見つけるとしきりに縁談を持ち込んだものです。

「この人は○○の出身で、お勤めは○○で、とってもいい人なのよ」なんて感じでした。

 

ですが、これも時代の流れでしょうか。今はそんなお見合いもめっきり少なくなりましたよね。

 

世の中、私たちのような結婚相談所が間に入る「お見合い」が多くなってきました。

そのほうがヘンなしがらみもなくていいのかもしれませんね。

 

いずれにしろ、共通するのは身元の確かな人同士を第三者が結びつけるので安心して出会えるということです。

 

結婚相談所を通した「お見合い」では、独身の証明や収入の証明、就業の証明、卒業の証明など、いくつかの機関によって身元が確認された人同士が引き合わされるので出会いの場としてこれ以上、安心な出会いはないと思います。

 

*男性と女性では、身元確認の条件が一部異なります。

 

結婚に意識の高い相手と出会える

婚活パーティーや合コンに比べると明らかですが、出会う相手は結婚に対して意識の高い人ばかりです。(そのためのお見合いですからね)

お見合いであれば、長く付き合ってきたのに結婚に対する温度の違いがあった、なんて事態を防ぐことができます。

 

お互いの希望条件が合ったうえでお見合いするわけですし、結婚という目的が一致しているので気持ちが合えば一気に話が進んでいきます。

 

自分の希望する相手のみ出会える

お相手の出身地や学歴、職業に収入、趣味、家族構成など、前もって知ることができるので自分の希望する相手とだけ出会うことができます。

 

ですので、結婚相手に求めるものがはっきりしている人はお見合いが向いています。

 

離婚の可能性が低い

一般的にお見合い結婚の離婚率は低いと言われていますが、弊社の実績からもお見合い結婚は離婚の可能性が低いと言えそうです。

 

というのも、お相手の収入や実家の家族構成などの基本データや結婚にいたる背景を確認してお見合いし、それから結婚に踏み切るので、夫婦間のトラブルにありがちな「結婚してから初めて知った」とか、「そんな話、聞いていない」という情報が少ないからです。

 

率直に申し上げると、お互いにへんな隠し事ナシで結婚するので長く付き合っていけるのではないかなと思います。

 

お見合いのデメリット

プロフィールで決まってしまう

お見合いの成立は良くも悪くもプロフィールしだい。

 

・実際に会ってみると写真よりもずっと素敵な人だった。

・実際に話してみると波長が合ってすごく話が盛り上がった。

・実際にいっしょにいると気配りが細やかでとても良い人だった。

 

これらは、婚活者からよく聞く「お見合いあるある」なのですが、プロフィールだけでは伝わらない魅力って本当に多くあります。そういう人を見ると本当にもったいないと思うのです。

 

人の魅力って、その人の仕草や雰囲気から出てくることも多いですからね。文字情報や静止画だけでは伝えきれないでしょう。

ですのでプロフィールだけでお見合い相手が決まってしまうというが最大のデメリットかもしれません。

 

お相手を紹介しづらい

「こんな素敵な人、どこで知り合ったの?」

お相手を紹介するとき、こんなふうに馴れ初めを聞かれることがありますよね。

 

今では「婚活」という言葉もすっかり社会に定着しましたし、確実で安全な出会いという意味からも、胸を張ってお見合いで知り合ったと言ってほしいのですが…

やはりお見合いすることや、お見合いで相手と知り合うということを恥ずかしいと思う方もいらっしゃるようです。

 

「こんな素敵な人とどこで知り合ったの?」

「ありがとう。ちょっと紹介でね」

これぐらいにサラリとかわしてしまえばいいかもしれませんね。

 

紹介者によっては断りづらい

仲の良い友人や会社関係の人からの紹介は、お見合いした後で相手を断りづらいかもしれません。

 

親しい人の紹介ほど断りにくい。これは世の常で、

せっかく「いい人よ」と紹介してくれたのに付き合わないと、その友人との仲までこじれてしまったり、わだかまりができたりするものです。会社関係では、その後の仕事に影響することだって大いにありますので。

 

友人知人の紹介には多くの良縁は潜んでいるものですが、紹介を受ける前に断りやすい空気を作っておいたほうがよいと思います。

 

だからこそ、割り切って断れる民間の結婚相談所が求められていると言えますが…

お気に召さない相手なら、余計な気も使わずにきっぱり断れますからね。

 

結論までの期間が短い

これをデメリットとするかは賛否が分かれるところですが、お見合い後の意思決定はすぐに行う必要があります。これはもちろん、お互いの時間をムダにしないためです。

交際を始めるか、結婚するか、次々と気持ちを固めていかなければいけません。

 

そもそもお見合いの目的は結婚することですからね。

そういう意味ではお見合いする前に結婚に対する自分の考えを整理しておいたほうがいいですし、お見合いを通して結婚を考える良いきっかけになることも多いようです。

 

結婚前にはじっくり恋愛したい、という方にはお見合いは向いていないかもしれませんね。

 

ではどんな人がお見合いに向いているのか?

早く結婚したい人

これはもちろんですね。

とくに結婚相談所を介したお見合いでは、お互いに料金を支払って出会いを求めるわけですし、お互いに結婚する意思も強くなります。

いわゆる自由な恋愛からのスピード婚もありますが、あとからお相手の学歴や収入を知ることで「こんなはずじゃなかった」となる可能性も…

ちょっと気をつけたいところです。

 

恋愛経験が少ない人

恋愛経験が少ない人こそ、お見合いは効率良く結婚するためのツールです。

 

ふつうに、恋愛ってものすごいエネルギーを使いますからね。恋愛は楽しいものではありますが、仕事しながらだと大変なのも事実です。

頑張って恋愛に踏み出したとしても、お互いの結婚に対する温度が違ったらものすごいダメージを受けます。

 

ですので恋愛経験が少なかったり、気軽に恋愛するのが苦手という方には、結婚を前提としたお付き合いが約束されているお見合いをお勧めします。

 

恋愛経験が豊富な人

えっ、と思われるかもしれませんが、恋愛経験が豊富すぎる人ほどお見合いがお勧めです。

 

恋愛経験が豊富。

裏を返せば多くの恋愛をしたのに結婚しなかった、もしくは結婚できなかった、です。

 

結婚願望があるのに結婚できないのであれば、今までの行動パターンや恋愛認識から外れてみる必要があるのではないでしょうか。

 

いつもと違う結果が欲しければ、いつもと違う行動をしなさい

 

これは自己啓発の分野で世界的に有名なアール・ナイチンゲールという人の言葉です。

なんとなくわかりますよね。

 

まとめ

いかがでしたか?

あなたがなかなか良い相手に出会えないと悩んでいるのであれば、「お見合い」も有力な選択肢になるのではないでしょうか。

 

もしまだあなたが「お見合い」の力を疑っていらっしゃるようでしたら、お気軽にご相談ください。

お見合いがあなたの婚活ツールになるかどうか、じっくりお話を伺いますので。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいですね。

――飯塚 千栄子

 

婚活を成功させる秘訣。結婚すると決断したら?

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

あなたは婚活を成功させるための上手な「決断」をしていますか?

 

結婚できる人とできない人の決定的な違いは決断するかしないか、ではないでしょうか。

 

少し考えてみてほしいのですが、私たちの人生はすべて自分自身の決断の結果です。(仕事でもプライベートでも、私たちの人生は決断の連続ですよね)

 

言い換えると、あなたも私も決断しないことには自分の人生を前に進めることができません。

決断しない怖さについては、こんなお話があります。『寓話セラピー(ホルヘ・スカイ著)』という本の中にある物語の一つですが…

 

 

『ケンタウロスと村人と作者の物語』

あるところに一頭のケンタウロスがいました。

ほかのケンタウロスがそうであるように、彼も半分は人間で、半分は馬の体を持っていました。

 

ある日の午後、草原を散歩しているとケンタウロスはお腹が空いてきました。

「さあ何を食べよう」

 

ケンタウロスは考えました。

「ハンバーガーか牧草か。牧草かハンバーガーか」

 

考えても決められなかったので、結局、何も食べませんでした。

 

夜が来てケンタウロスは眠くなりました。

「さあどこで寝よう」

 

ケンタウロスは考えました。

「ホテルか馬小屋か。馬小屋かホテルか」

 

考えても決められなかったので、結局、眠りませんでした。

 

食べず眠らず、ケンタウロスはとうとう病気になってしまいました。

「誰を呼ぼう」

 

ケンタウロスは考えました。

「医者か獣医か。獣医か医者か」

 

病気なのに誰を呼ぶか決められなかったので、結局、ケンタウロスは死んでしまいました。

 

村の人たちが死体に近寄り、ケンタウロスの死を悲しみました。

「埋めてやらなければ」

 

人々はそう言いました。

「でもどこに? 村のお墓か草原か。草原か村のお墓か」

 

考えても決められなかったので、結局、村の人は本の作者を呼ぶことにしました。

 

呼ばれた作者も決められなかったので、ケンタウロスを生き返らせることにしました。

 

めでたし、めでたし、これでおしまい…

 

ということには、いつまでたってもなりませんでした。

 

 

この物語を聞いて、あなたはどう思いましたか?

 

「私はそんなに優柔不断じゃない」

ひょっとしてそう思いましたか?

 

「婚活とは違うよ。ただの作り話でしょ」

こうも思いましたか?

 

もちろんこれは寓話ですから、少しばかりオーバーに伝えていますけどね。だけど決断しない怖さをやさしく気づかせてくれる良いお話だと思います。

あなただって「決められずに困ってしまった」なんてことは今までの人生で一度や二度はあるはずです。もしかしたら、気づいていないだけかもしれませんよ。

 

たとえば、健康はどうでしょうか。

●必要な栄養を取るという決断

●十分な睡眠をとるという決断

●適度な運動をするという決断

健康を維持するにはこれらが必要ですよね。

そして現代社会においては、強い意志の力で決断しなければどれも実現しないものばかりでしょう。(ケンタウロスが死んだ理由を思い出して下さい)

 

これは結婚と決断でも同じことが言えます。

 

あなたは何を決断しますか?

結婚するという決断。

結婚しないという決断。

 

どちらもその人の価値観ですし、価値観には良いも悪いもないと思っています。私はどちらの価値観も尊重します。

 

でも、結婚するという決断をしたのであれば、早く婚活に取り組んでほしい。それもできるだけ上手に。そう願っています。

 

ひと昔前までは、適齢期になれば勝手に縁談が持ち込まれて自動的に結婚が決まっていく。言ってみれば受け身の決断で結婚ができました。

でも時代は変わりました。今はそんなこと、まず期待できません。今の時代、自由恋愛を当たり前のように思う人が多いのですが、じつは、ちゃんと自分で婚活しなければ結婚できないような社会の仕組みでもあるのです。(自由恋愛って、じつは恋愛格差を生み出していたりします)

 

だから、まだお相手がいないけれど結婚したい、そう思っているのであればちゃんと婚活する必要があるのです。

 

あっ、心配しないでくださいね。

ちゃんと婚活するといっても特別なことをするわけではありませんよ。ちょっとした決断を積み重ねていくだけです。

 

 

婚活を成功させる秘訣

婚活を成功させるには、

●一度会ってみるという決断

●一度デートしてみるという決断

●一度ダメでも気持ちを切り替えて前に進むという決断

このような小さな決断の積み重ねが大切です。そんなに難しくないですよね。

 

あなたはいつ結婚したいですか?

私なら良いご縁であればできるだけ早く結婚したいです。そのほうが楽しいことに使える時間も増えますからね。

 

人は誰しも使える時間には限りがあります。

もちろん、自分の人生にあれこれ悩んだり、しっかり考える時間も必要です。だけど、ただ決断を先延ばしにしてあなたの貴重な時間を浪費しないでほしい、そう思うのです。

 

ご縁のありそうなお相手であれば一度会ってみる。デートでお相手のお人柄など確かめてみる。もしそこでご縁がなくても気持ちを切り替えて、次のもっと良いご縁を求めていく。出会いやデートの経験を積むことで落ち着いてお相手を判断できるようになったり、もっと上手に自分を見せられるようになるものです。

 

1回目よりも2回目のほうが、2回目よりも3回目のほうが上手くいく。結婚すると決断したら、婚活でもどんどん決断していく。

 

私の20年に渡るカウンセラー経験からも、これが婚活に成功する秘訣だと思うのです。

 

まとめ

結婚できる人とできない人の違いは決断するかしないかです。

『ケンタウロスの物語』では、登場人物の全員が、”どちらかではなく、どちらも決断しない” という決断をしました。

これは物語の中だけの笑い話として、あなたはそんな愚を犯すべきではありませんよね。

 

さあ、あなたは何を決断しますか?(それもすばやく!)

 

――飯塚 千栄子