結婚相手とオンラインでお見合いするメリットとデメリット

結婚相手とオンラインでお見合いするメリットとデメリット

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

今、オンラインでお見合いする人が増えています。

かくゆうブライダルピース大和でも、ZOOMやSkypeを使ったお見合いを積極的にお勧めしています。

 

このような状況でも時間は大切ですし、あなたの婚活を少しでも前に進めてほしいですから。

 

この記事では、実際にオンラインでお見合いした人たちの感想をもとに、オンラインお見合いのメリットとデメリットをまとめてみました。

あなたの出会いのきっかけになれば幸いです。

 

結婚相手とオンラインでお見合いする

もしかしたら、少し不安に感じていらっしゃるかもしれませんね。

お気持ちはよくわかります。

 

世話焼きタイプの私に言わせれば、お見合いは結婚相手になるかもしれない人との最初の出会いです。

やはり直接お会いして、お相手の雰囲気やお人柄に直に触れていただいたほうが相性もよくわかる、そう思ってしまうのですが・・・

 

昔ながらの仲人さんや成婚者の多い結婚相談所にはそのように考える人が多いと思います。

 

でも・・・

 

このような状況ですので、さすがにそうも言っていられなくなりました。

 

米ハーバード大学の研究チームによると、新型コロナウィルスの世界的な流行を抑えるには外出規制などの措置を2022年までに断続的に続ける必要があるとか。

 

国は緊急事態宣言を出し、都道府県は休業要請を、そして私たちは”人と会うこと”を自粛。

 

お見合いしたくても、デートしたくても、場所を提供してくれるラウンジやカフェなどがお休みですからね。本当に深刻です。

 

だからといって何もしないわけにはいきません。失った時間は永遠に取り戻すことができませんから。

 

そこでZOOMやSkypeを使ったオンラインでのお見合い。パソコンやスマホでお相手と”対面”するというものです。

そこにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

 

オンラインでお見合いするメリット

コロナの感染を防げる

当たり前と言えば当たり前ですが、お見合い相手とも、付き添う仲人さんとも、お店の人やほかのお客さんとも、お見合い場所に行くまでにも、だれとも会わないのでコロナの感染を防げます。

 

やはり命が最優先です。これがオンラインでお見合いをする最大の理由であり、メリットですよね。

 

お見合いにかかるお金を節約できる

外出を自粛して自宅で会うので、お茶代やお見合い場所に行くまでの交通費がかかりません。

 

ホテルのラウンジでお見合いすると紅茶一杯で1,000円~1,500円くらいかかりますからね。

(誤解しないでほしいのですが、私たちはお見合い場所としての上質な空間や雰囲気にお金を払っています)

男性は女性の分も払うのがマナーですのでお茶代も2倍です。毎週お見合いするとなれば大きな出費とも言えます。

 

でもオンラインのお見合いであれば金銭的な負担も減るので、もっとお見合いを申し込んだり、お受けできるかもしれませんね。

 

効率良くお見合いできる

オンラインのお見合いは移動に時間を取られません。

ということは、効率良く、多くのパートナー候補と会うことができます。

 

しっかり身支度して、電車やバスに乗って、お見合いの30分前には現地に到着して・・・

これだと十分な時間を確保して1日に1回、多くて2回くらいがお見合いを設定する限度でしょう。

 

このような時間的な制約、体力的な負担(と金銭的な負担)が少なくなれば「忙しいけど1時間だけ”会って”みよう」とか「2時間おきにお見合いして」などと自分のペースで出会いを増やしていけるでしょう。

 

*質がともなうのが大前提ですよ。出会いの数は大事ですが、効率良く数をこなすのではなく、一人ひとりとの出会いを大切にしていきましょう。

 

結婚相談所が設定するので安心して会える

やはり身元の確かな人と出会えるのは安心・安全です。

 

コロナ前のオンライン婚活と言えば婚活アプリやマッチングサイトが一般的でしたが、出会う相手が独身かどうか、身元はどうか、何より結婚の意思があるかどうか、はっきりとわからないのが大きな不安でした。

 

結婚相談所のオンラインお見合いは、結婚相談所に登録している人との出会いに限定されます。

身元や結婚の意思がはっきりしているので、オンラインでも安心・安全に出会えます。

 

メモを取りながらお見合いできる

メモを取れるのが便利という人もいらっしゃいました。

 

たしかに、通常のお見合いであればお相手の前で会話の内容をメモするというのは失礼な感じがします。

でも画面越しであれば、お相手に失礼にならないように、話したことや聞いたこと、気づいたことをこっそりメモしておけます。

 

お見合いの回数が増えると、だれと何を話したか、うっかり忘れてしまうことがあります。でもメモしておけば、次に会ったときにも会話がスムーズです。

 

オンラインでお見合いするデメリット

直接会えない

お相手の全体的な雰囲気や同じ場所で過ごす空気感のようなものを確かめられないというのは大きなデメリットです。

 

顔だけとか、上半身だけとか、画面を固定して対面しますので、お互いに見せたいところしか見ることができません。(あるテレビ番組のコメンテーターさんは自宅から、上半身はビシッとスーツだけど下半身はパジャマといういでたちで出演されているそうでが・・・)

 

お相手の背が高いとか低いとか、痩せているとか太っているとか、においに仕草や立ち振る舞いなども大幅にカットされてしまいますね。

 

慣れが必要

どこに目線を置けばいいのか、お相手にはどのように見えているのか、最初のうちはオンラインでお見合いするのを恥ずかしく感じるかもしれません。

何しろ、画面越しに初対面の相手と結婚を意識した会話をするのですから。

 

でも大丈夫。だいたい1~2回で慣れます。(テレビ電話の延長ですよね)

やっていくうちに気持ちに余裕が出てくるので、お相手をよく見たり、お相手との会話も楽しめるようになると思います。(何を話すか、付箋やメモに書き留めておくなど、前もって会話を準備できますね)

 

オンラインに対応している人としか会えない

オンラインでは会えない人も一定数、いらっしゃると思います。

 

オンラインでお見合いする人が増えているといっても、結婚相談所の体制やカウンセラーさんによってはオンラインお見合いに対応していないところもあります。

 

会員さんのオンライン環境が整っていない場合や、オンラインお見合いに乗り気でない方もいらっしゃるかもしれません。

 

当然ながら、そのような人とはお見合いできないわけです。

それをどう受け止めるか。

 

見方によっては、このような時期に出会える人はご縁でしょうし、危機対応力や柔軟性にマルがつくのかもしれません。(婚活を前に進めたいという価値感が同じともいえます)

 

婚活していることを家族に知られてしまう

自宅でお見合いすると、婚活していることを同居の家族に知られて恥ずかしいという人もいました。

 

たしかに、彼氏や彼女との恋愛の会話であれば、親兄弟に聞かれるのは恥ずかしいかもしれませんね。でも、お見合いは結婚に向けた真剣な社会活動です。

今どき、婚活するのはごく自然なことですし、ぜひともご家族にも応援してほしいと思うのですが。

 

私としては(まとめ)

これまでオンラインでお見合いするメリットとデメリットをお話してきましたが、いかがでしたか?

 

どんな状況であっても、あなたに結婚を諦めてほしくありません。

寄り添える相手がいれば喜びは2倍になりますし、悲しみは半分ですみます。コロナのような、世の中全体が不安に包まれているときなど、本当に心強いものです。

 

どうか積極的にお見合いを申込んでいただきたいと思います。

私も精一杯、あなたの婚活を支えますので。

 

一日でも早くコロナが収束して、あなたに幸せな結婚が訪れることを心より願っております。

――飯塚 千栄子

 

追伸)

外出自粛ゆえのオンラインお見合いということを忘れないでくださいね。

 

やはり直接お会いするのが一番です。

だって結婚してからもオンラインでしか会わないというわけにはいきませんから。

 

婚活はコロナウィルスの影響でどのように向き合えばいいの?

婚活はコロナウィルスの影響でどのように向き合えばいいの?

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

「コロナ感染が怖い。不安で眠れない」

 

「今だに満員電車で通勤。休みたいけど休めない

 

コロナで自宅待機。もう1ヶ月以上、だれかと会話してない」

 

NHKの報道によると、新型コロナウィルスへの不安で「こころの悩み相談」が急増しているそうです。

 

いつもは賑やかな通りなのにとても静かで、どのお店も閑散としていて・・・

このような状況を目の当たりにしていると、じわじわと気持ちがむしばまれていくような気がします。

きっとあなたもそう感じているのではないでしょうか。

 

ブライダルピース大和にも、

・このような状況で私の婚活はどうなるの

・婚活を休んだら出会いのチャンスを逃してしまうかも

・コロナが収まるのを待ってるうちに歳だけ取っていくのが怖い

といった相談が寄せられています。

 

それに対して、私はこう思うのです。

 

婚活とコロナウィルスの向き合い方

「婚活も自粛するべき?」

そのようなご相談もいただくのですが、無理やり自粛する必要はないと思います。

 

もちろん外出や人と会うことには慎重な判断が求められます。

だからと言って、婚活は休まないでください。

 

結婚はあなたの一生を左右する大事なイベントです。

少しばかりペースを落としたとしたとしても前を向いて進んだほうがいいと思うのです。

失った時間は取り戻せませんから。

 

私のほうで無理なく婚活する方法をお教えします。

あなたもひとりで悩まずにどんどん相談してください。

 

実際、コロナをきっかけとして結婚を真剣に考えはじめる人も増えてきました。

 

この状況で思い出されるのは東日本大震災後の結婚ラッシュです。

多数のカップルが震災をきっかけに結婚して、「絆婚」とか「震災婚」といった言葉も生まれましたよね。

 

社会不安が高まると結婚したい人が増えますが、東日本大震災の折には私も多くの婚活相談を受けました。

 

「ひとりで過ごすのは苦じゃない」

ふだんはそう言っている人でも精神的に孤独を味わうのはきついものです。

 

危機感を抱くと孤独な自分がより鮮明になりますからね。

だれでも、寄り添い合える相手を求めたくなります。

 

新型コロナウィルスでやっかいなのは、ちょっとした雑談の場が失われてしまったことです。

だれかと「会えない」状態が期間未定で続くのです。

 

いつもは職場で同僚とおしゃべりしたり、お店の人とのちょっとした会話。

ふだんの何気ないやりとりがどれだけ孤独感を紛らわせてくれていたのか、思い知らされました。

 

独りじゃイヤだ。

そう思ったのであれば、寄り添えるお相手を見つけてほしいですし、コロナに負けないでほしいと思います。

 

あなたも結婚の価値観を見直しませんか?

婚活中の20代後半の女性がこんなことを言っていました。

 

コロナで結婚に対する意識が変わりました。

 

コロナ前は、結婚に対しての考えが漠然としていたと思います。

 

これまで何回かお見合いしましたが、希望する条件に合うかとか、会話が上手くいったかとか、相手の容姿だけで交際を断ったりしていました。

 

私のなかで、それはそれで結婚相手を決めるポイントには違いないのですが、コロナで孤独を感じたときに相手に求めるものの優先順位がすこしだけ変わりました。

 

もっと大事にしたいと思ったのは、こんな大変なときに気持ちを通わせられる相手かどうか、お互いに信頼し合える関係になれるかどうかです。

 

独りで生きていくことと、だれかと生きていくことの違いがはっきりとわかった気がします。

 

コロナに不安を感じる婚活者にとって大いに共感できる話ではないでしょうか。

 

まとめ

今までに例がないほどの大変な状況ですが、下を向かずに、立ち止まらずに、信頼し合えるお相手探しを続けてほしいと思います。

 

なにも「会う」だけが婚活ではありません。

外での活動が制限されるのであれば、メールやLINEに電話だってあります。

コミュニケーションのカタチはいくらでも工夫できるのです。

 

気をつけてほしいのは自分の不安な気持ちばかり伝えていると会話が重くなってしまうことです。

あなたが口に出さなくても会話の節々にそんな雰囲気が出てしまいます。

言うまでもありませんが、大事なのはお互いに前を向いた会話です。

 

「私、ちょっと疲れているかなぁ」と思ったら、ネガティブな気持ちを私に全部吐き出してください。

一度ガス抜きしてから相手と話すことをお勧めします。

明らかに会話の質が変わりますよ。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子

 

失敗しないお見合いのQ&A と良縁を引き寄せる方法。

失敗しないお見合いのQ&A と良縁を引き寄せる方法。

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

「お茶代は割り勘でも大丈夫?」

 

ときどき、このような質問をいただくことがあります。

 

あなたはどれが正解だと思いますか?

1.割り勘で大丈夫

2.自分で全部払う

3.相手に全部奢られる

 

お互いに忙しいなか時間を割いて会うのですから、どうせなら質の高いお見合いにしたいもの。

そしてもちろん、良縁なら結婚まで一気に進めたいですよね。

 

それなのに基本的なマナーがおろそかになって、せっかくのご縁をダメにしてしまう方もいらっしゃいます。

つまらないことでお見合いにケチがついてしまうのは本当にもったいないと思うのです。

 

これから、よくあるお見合いの質問についてお答えしていきますので、守るべきマナーだと思って、しっかり覚えてくださいね。

 

きっとあなたのお見合いに良縁を運んできてくれるはずです。

 

Q:お見合いの時間はどれくらいがいいのでしょうか? (32歳、女性、保育士)

 

A:お見合いは何時間しかければいけないという決まりはありません。ですが、ホテルのラウンジでお会いしてから一時間くらいはおしゃべりするようにしましょう。

 

雰囲気によってはもっと時間をかけてください。

だって将来のパートナー候補にお会いしているのですから。

もっとおしゃべりしてお互いの相性はどうかなど確かめ合ってほしいと思うのです。

 

もちろん、もっとおしゃべりするのにホテルのラウンジにとどまる必要はありません。

天気が良ければふたりで公園を散歩してもいいですし、ふたりで夕食をご一緒に、というパターンもあります。

 

もしお酒が好きなふたりであれば、「軽く飲みませんか?」というのもアリでしょう。

ホテルのバーでいっしょにカクテルを飲んで盛り上がったなんて話を聞くこともあります。

 

大人同士ですから口うるさいことは申しませんが、くれぐれも飲み過ぎてハメを外さないようにしてくださいね。(たまに、そんな失敗談も耳にしますので・・・)

 

Q:お見合いではどのような会話をすればいいのでしょうか? (29歳、専門職、女性)

 

A:最初の出会いでは込み入った話や重いテーマを避けて、趣味や仕事の話など一般的な話題からはじめましょう。

 

できるだけお互いが楽しい気持ちになるような話がいいですね。

 

会話のきっかけとして、

・簡単な自己PR(自慢が目立つような話はNGです)

・最近ハマっていること

・最近うれしかったこと

・これからやってみたいと思っていること

・好きな食べ物

 

このあたりは当たり障りのない話題ですし、お相手の人柄を知るのにも自分という人間をアピールするのにも適しています。

 

「思いのほかすてきな異性を前に緊張してしまい、頭の中が真っ白になってしまった」

マンガやドラマの中だけでなく、実際にこのようなケースも少なくありません。

 

ですので、前もって話す内容をメモしておくことをお勧めします。

手帳にでも書きつけておけば、緊張のあまり思考停止状態でも何とか会話の糸口を見つけることができますよ。

 

Q:お見合いのお茶代は割り勘のほうがいいのでしょうか? (34歳、男性、金融関係)

 

A:基本的に、お見合いのお茶代は男性が払うようにしましょう。これはお見合いのマナーです。

 

ときどき、男性から「気に入らない女性だったので奢らずに割り勘にした」とか、女性からは「イヤな男性だったので奢られずに自分で払った」という話を聞きます。

なかには「女性に全部払わせた」なんて勘違いの武勇伝も。もちろん、これは論外です。

 

「気に入らないから」とか「イヤだから」とか、大人の振る舞いとしてはいかがなものでしょうか?

あまりに幼稚な考えではないかと思うのです。

 

そのような態度は結局のところ、自分に返ってきます。

お相手に悪い評判を立てられたり、仲を取り持ってくれた人にも「常識のない人」と思われて、次のご紹介に躊躇されるかもしれませんからね。

 

ただし、気をつけてくださいね。

奢ったり奢られるのはコーヒーや紅茶程度です。

(それでもホテルではそれなりの金額になりますが・・・)

 

女性としては奢られるのがマナーですので値段の高いフレッシュジュースなどを注文するよりも、コーヒーや紅茶くらいのほうがはじめてお会いする相手への気配りになるのではと思います。

 

お見合いはお相手に対する目配り、気配り、心配りが試される場でもあるのです。

 

Q:お相手が気に入らない場合、いつ断ればいいのでしょうか? (29歳、女性、看護師)

 

A:基本的に、間を空けて、婉曲に伝えるか紹介者に断っていただくのがよいと思います。

 

実際に会ってみないとわからないことは多いです。

(ですので、よほど希望条件と違うのでもない限り、私としては一度お会いしてみることをお勧めするのですが・・・)

 

でもなかには会ってすぐに、「自分とは合わない」と結論を出すこともあるでしょう。

そういうときは少しだけおしゃべりしてから退席するのはかまわないと思います。

 

「少しばかり体調が優れないものですから・・・」

「申し訳ありません。急な仕事の連絡が入ってしまって・・・」

このように伝えてみてください。

 

たとえどんなにイヤな人だったとしても「あなたとは合いそうもないので帰ります」では、お相手に対しても、お見合いを設定してくれた人に対しても、あまりに失礼です。

 

お相手と二度と会うことはないかもしれませんが、だからといってお相手からもそう思われていいということではありません。

相手を傷つけないようなウソは必要です。

 

重ねて申し上げますが、お見合いで大切なのは大人の振る舞いです。

お相手もわざわざ時間を割いてあなたに会いに来てくれたのです。

 

「本日はありがとうございました」

どのような状況でも、このような一言がスッと出てきてほしいと思うのです。

 

「自分とは縁がなかったけど、すてきな人だったな」

そう思われるようなあなたであってほしいと願っています。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

お見合いのマナーは特別なものではありません。

ふだんの人間関係の延長みたいなものです。

 

だからこそ、しっかりと守るようにしてください。

それがきっと、あなたのお見合いに良縁を運んできてくれると思うのです。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子

 

失敗しないお見合いのルールとマナー7つ

失敗しないお見合いのルールとマナー7つ

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

お見合いは結婚を考える男女にとってすばらしい出会いのひとつです。

 

お見合いの歴史は鎌倉時代に始まったそうですが、その頃から男性と女性を結びつけるための最も合理的な習慣として行われていました。

昔は政略結婚やお店を守るといった商売上の都合が一般的でしたが、今はそんなことほとんどありませんよね。ふつうに、結婚したい男女が出会うカタチとして社会に認知されています。

 

それも、ここ数年でとくに、家同士の結びつきという堅苦しいお見合いからお二人の気持ちを優先させたカジュアルな出会いに変化してきたように感じます。

 

でも注意していただきたいのは、お見合いは当事者二人だけの問題ではないということです。

いくらカジュアルな出会いといっても仲人さんや結婚カウンセラーといった第三者が仲介することでお見合いが成立するわけです。そこには当然、出会いのルールとマナーもあります。

 

これらを守ることで知らない人同士でもお互いに気持ちよく出会えますし、「感じのいい人」といった印象を与えて次につながるのです。

 

結局のところ、これらの約束事が結婚を大きく近づけることになります。

 

今日は失敗しないお見合いのルールとマナーについてお話しますね。

あなたもお相手に一目置かれる大人の女性としてお見合いのルールとマナーをしっかり守るようにしましょう。

 

時間厳守

絶対に守ってほしいのは待ち合わせの時間に遅れないということです。

 

これは単にルールやマナーの問題だけではなく、お見合いに臨む気持ちにも影響します。

 

相手を待たせることに焦りを感じたり、遅れたことを謝ったり、気持ちのうえで対等の立場になりません。心の余裕がなくなってしまいます。

 

お見合いを経験されたことのある方は身に染みてご存知かもしれませんが、お見合いの雰囲気はお互いの気持ちの入り方で大きく変わってきます。もちろん、会話が弾んで第一印象がいいほうが良縁になりやすいわけです。

 

ですのでお見合いは絶対に時間厳守。

遅れないためには、

1.当日はできるだけ電車を利用して、事故や渋滞など時間が読めない車は使わない

2.待ち合わせに遅れないだけなく、時間に余裕を持って自宅を出る

この二つを心がけでください。

 

「5分前に到着すれば大丈夫」

このような考えは結婚を遠ざけます。

 

待ち合わせの20分~30分くらい前には到着して、ゆっくりと辺りを見回しておくくらいの余裕が大事です。

環境にも慣れるのでお見合いに集中することができます。

 

さもないとどうなるのか。

こんな失敗談だってあるのです・・・

 

以前に、お見合いに遅れそうになって息を切らしながらホテルのラウンジに駆けつけた人がいました。

 

暑い夏のことです。

 

お見合い相手を前に、どんどん汗が噴き出してくるし、はぁはぁ呼吸を整えるのにも必死です。

挨拶もそこそこに着席したのですが、そんな状況ですので会話に集中できません。

 

当然、このお見合いに次はありませんでした。

条件的にも悪くなく、お互いに期待していたお見合いだったのですが・・・

これではお相手に、自分が軽んじられていると思われても仕方ありません。

 

たとえ10分でもあれば、すっかり汗もひいて、お化粧も直したり、万全の状態で自分を見てもらえるわけです。

気持ちにも余裕ができてお相手との会話も弾んだと思うのです。

 

後から聞いたいのですが、容姿もお互いの好みだったみたいですし。

でも・・・

 

このお見合いでふたりの人生が大きく変わっていたかもしれません。

そう思うと本当にもったいないと思うのです。

 

身だしなみ

状況に合わせて「あなたらしさ」を出す必要があると思います。

 

装いは「あなたの女らしさ」を感じてもらうためにパンツルックではなくスカートで、体的に清潔感のあるコーディネートを心がけましょう。

 

高価な服を新調したり、ブランド物を身にまとう必要ありません。

華やかさは大切ですが、カジュアルではなく派手にもならないように、露出の多い服装は避けるようにしましょう。

 

メイクも大切です。

 

基本的に、メイクは女性のマナーです。

「あなたにきれいな私を見てもらいたい」という女心を表しますし、お見合いのメイクはお相手に対する敬意でもあります。

 

自己流のメイクよりも客観的なプロのアドバイスを受けて、「あなたらしさ」をお相手に伝えてほしいと思います。

 

あいさつ

仲人さんや結婚カウンセラーなど仲介者が同席するのであれば、まずは紹介してもらうのを待ちましょう。

 

最近のお見合いでは仲介者が立ち会わないことも多くなりました。

お見合いの場にお相手とあなたの二人だけであれば、あいさつは出しゃばらない程度にお相手よりも先に、はっきりと名乗ってあいさつしましょう。

 

「はじめまして。○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」

 

この一言であなたの印象は大きく変わりますし、お相手も緊張がほぐれますので良い雰囲気で会話がはじまることが多いものです。

 

態度

笑顔を絶やさずに、明るくはっきりと受け答えするようにしましょう。

 

幸せな結婚生活するうえで一番大事なのはお互いの信頼関係だと思うのです。

中身に重点をおいて、まず最初にお相手の良い面をできるだけたくさん探すようにしてください。

 

もしお相手があなたの求めている人と違ってもそんな素振りを見せてはいけません。

不愛想になったり、しゃべらなかったり、失礼な態度は絶対にダメです。

 

会ってすぐに断るつもりだったとしても、お相手から「すてきな人だった」「この人と交際したい」と思われるのが大人の対応であり、そんなあなたでいてほしいと思います。

 

「いろいろな人とお見合いしたけど、やはり○○さんがよかったな」

お見合い相手からのそんなセリフは必ず仲人さんや結婚カウンセラーの印象に残ります。

仲介する側にすれば自信を持って紹介できる女性に映り、あなたにしてみれば次の良縁が入りやすくなります。

 

「あの人は最悪でした」

どんなに凄腕の仲人だってそんなふうに言われている人の紹介には躊躇するものです。

 

お見合いの禁句をご紹介しますので、あなたは絶対に口に出してはいけませんよ。

 

「何回目のお見合いですか?」

「今までのお見合い相手はどうでしたか?」

「仲人さん(結婚相談所)にはいくら払っているんですか?」

「まだ結婚する気がないんです」

「なかなかよい相手に出会えないんです」

 

何が言いたいか、わかりますよね。

 

お茶代

えっ、そうなの?

そう思われる男性もいらっしゃるかもしれませんが、お見合いのときのお茶代は男性がもつようにしましょう。

割り勘は絶対にダメですよ。これだけでお見合いがうまくいかない理由になりますので。

 

女性は払ってもらって当然と思わないで「ありがとうございます。ごちそうになります」とお礼の言葉を必ず伝えましょう。

 

もし気に入らない相手だとしても奢りたくないとか、奢られたくないというのは大人の振る舞いではありませんよ。

 

お見合いの別れ際

お見合い相手には笑顔で、

「本日はありがとうございました」

「今日はとても楽しかったです」

「お会いできてよかったです」

 

このような一言を忘れないようにしてください。

 

仲介者への報告

お見合いの状況はその日のうちに仲人さんや結婚カウンセラーなど仲介された方へ必ず報告するようにしましょう。

 

今日のお相手ともう一度会いたいのか、それともお断りしたいのか、はっきりと自分の気持ちを伝えてください。

 

そのお見合いはあなたの人生を決める出会いになるかも知れません。

すぐに結論を出せなかったり、いろいろと迷うのが当たり前です。(お気持ちはよくわかります)

そういうときは「一晩考えてから明日中にお返事します」などと伝えれば大丈夫です。

 

反応がないと仲介してくれた人も今回のお見合いをどう決着させればいいのか、判断できません。

少しでも良縁の確率を上げるために仲人さんや結婚カウンセラーはお見合いの設定やあなたのフォローに奔走してくれますので報連相(ホウ・レン・ソウ)を欠かさないようにしましょう。

 

まとめ

あなたのお見合いはルールやマナーが守られていますか?

もしこれまでお見合いがうまくいかなかったのであればもう一度ルールやマナーを見直してみてくださいね。

たいていこの中の理由が当てはまっていたりしますので。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子

 

お見合いを成功させる「年齢」と若く見られる2つの要素

お見合いを成功させる「年齢」と若く見られる2つの要素

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

「男の人は若い女の人がいいんでしょ」

 

もしかしたら、あなたはそう思っていませんか?

 

たしかに、そういう男性はいらっしゃいます。

 

でも、そこにこだわるのはそれ以外に女性を選ぶ判断基準を持っていないからだと思うのです。

とくにお見合いではそういう傾向があります。

 

ところが写真を見たり、実際に会ってみて、考えを大きく変える男性は少なくありません。

 

不思議ですよね。

これはいったい、どういうことなのでしょうか?

 

お見合いを成功させる「年齢」

じつは本当に大事なのは年齢が若いことよりも若く見えることなのです。

 

たとえば、ここにふたりの女性がいるとします。

一人は「20歳に見える40歳の女性」で、もう一人は「40歳に見える20歳の女性」。

 

もしあなたが男性だったとして、どちらの女性と会ってみたいと思いますか?

 

「20歳に見える40歳の女性」ってどんな人なんだろう?

きっとステキな人なんだろうな。

 

そんなふうにいろいろと想像して、「20歳に見える40歳の女性」と会ってみたいと思うのではないでしょうか。

 

世の中の男性に、

この二人のどちらが選ばれやすいかというとたいていは「20歳に見える40歳の女性」です。

 

老けて見えるよりも若々しいほうが魅力的に映りますからね。

 

そうなると気になりませんか?

 

若く見られるにはどうすればいいか。

 

若く見られる要素は大きく2つあります。

一つはその人の所作や立ち振る舞い。それともう一つはその人の外見です。

 

 

所作や立ち振る舞い

若く見えるかどうかはあなたの所作や立ち振る舞いで決まります。

 

キビキビと動けば溌剌(はつらつ)としていて若く見えますし、スローリーに「よっこいしょ」と立ち上げればオバサンくさく見えてしまいます。

 

たとえば、テーブルに手をついて立ち上がったり、かけ声をかけて自分を奮い立たせたり・・・(もしかしてドキッとしましたか?)

 

無表情だったり、しかめっ面をしていたり。

動くのもシンドイといった雰囲気を出している「オバサン」を好きになるという男性はあまりいないのではないでしょうか。

 

男性から選ばれるにはオバサン化してはいけませんし、あなたが若く見られるには、背筋をピンと伸ばして、いつも微笑みを絶やさないようにしましょう。

 

とても大事なことなのでもう一度言いますね。

若く見えるかどうかはあなたの所作や立ち振る舞いで決まります。

 

それでも年齢が、結婚相手の絶対的な判断基準になる人とは距離を置くようにしましょう。

たとえ今は若くたって、みなさん必ず歳を取っていくのですから。

 

これまであなたの生きてきた人生に敬意を払わなかったり、これからあなたといっしょに歳を重ねることに後ろ向きなお相手は、きっとあなたにふさわしくないと思うのです。

 

これが一つ目の要素。

次は外見です。

 

「年齢」と、メイクと装い

かわいくない。

スタイルがよくない。

 

こんなふうに自分の容姿を気にしている人は少なくありません。

 

かわいくないし、スタイルもよくない。

だから男性から選ばれない、となるわけです。

 

はっきりと申し上げますが、この考えは間違いです。

お相手の男性にもよりますが、もしあなたもそう考えているのであれば、あなた自身がそういう価値観のなかに生きています。

 

ちょっと考えてみてほしいのですが・・・

 

世の中の結婚している女性はみなさん、かわいくて、スタイルがよいのでしょうか?

そういう人しか結婚していないのでしょうか?

 

違いますよね。

けっしてそんなことはありません。

 

ウチの相談所でもそうですが、世の中の男性が結婚相手を選ぶ理由で多いのは、

・家庭的だったから。

・いっしょにいて楽しいから。

・いっしょにいるとホッとするから。

だいたい、こんなところです。

 

結局のところ、その人のお人柄や相性の問題です。

 

ただし、このようなパーソナリティは一回会っただけでわかるものではありません。

このような「あなた」を感じてもらうにはお見合いの第一印象を良くして、次につなげる必要があります。コミュニケーションを重ねることで「あなた」が伝わっていくのです。

 

だから婚活では身だしなみとして、外見にも気を配ってもらいたいのです。

ここで手っ取り早く効果を上げるのは2つ。メイクと服装です。

これだけであなたの「年齢」は大きく違って見えます。

 

メイクのプロにアドバイスを受ける

「少しでもかわいく見せたい!」 

 

そう思って雑誌などで研究して、自己流でメイクを頑張る人もいらっしゃるのですが、逆効果の場合も少なくありません。

 

たとえば、眉のカタチひとつで顔が大きく変わりますよね。眉目秀麗という言葉もあるくらいです。

自分がかわいいと思っている顔と男性がかわいいと思っている顔が違うなんて、よくある話です。

 

ですので自己流で「こうしたほうがかわいいかも」と試すよりも経験豊富なメイクのプロにアドバイスを受けたほうがいいのです。

そもそも自分がどう見えるかなんて自分以外の人に聞かなければわかりませんからね。

 

メイクのプロは美容のプロです。

今どきのメイクを教えてくれるだけでなく、あなたのお肌の悩みまで解決してくれるかもしれません。

 

デパートの化粧品売り場に行けばあなたの知らなかったメイクのコツを教えてもらえます。

それぐらいの手間をかける価値はあると思いますし、無理に高い化粧品を買わなくてもたいていは良いアドバイスがもらえるはずです。

 

私のカウンセラー経験からも言えるのですが、美しくなればなるほど女性は気分が良くなるものです。

自分に自信がつきますし、お見合いの場でもそのように振る舞うようになります。

そんな女性は男性にとって、すばらしく魅力的に映るものです。

 

装いが「あなた」を伝える

「大事なのは中身。外見は関係ない」

 

その通りだと思いますし、大いに賛成です。

理想の結婚とはお互いに信頼し合う関係であり、大事なのはその人の内面ですから。

 

でもお見合いには第一印象が大事であり、第一印象を良くするには「あなた」を伝える装いが欠かせません。

どんなに気に入っている服であっても流行遅れであったり、あまりに年齢とかけ離れた装いは避けるようにしましょう。お相手にそういう印象を与えてしまいます。

 

高価なブランド服を買いそろえる必要はありませんが、あなたに似合った清潔感のある服装を心がけましょう。

 

結婚相手に「女性らしさ」を求める男性は多いものです。

どんなに世の中の女性が強くなってきたと言っても、たいていの男性が結婚相手に選ぶのは自分が守るべき対象としての女性です。

 

もしふだんのあなたが活動的なタイプで、パンツルックがあなたらしいスタイルだとしても、お見合いでは女性らしいスカートのほうがお勧めです。

あなたの溌剌(はつらつ)さと女性らしさを印象づけることができますから。

 

まとめ

今日の話はこれでおしまいです。

 

「男の人は若い女の人がいいんでしょ」

この誤解は解けましたか?

 

もう大丈夫ですよね。

所作や立ち振る舞いと外見に気を配って、お見合いに臨みましょう。

磨かれた「年齢」はあなたの強みになります。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子