結婚に対する価値観と『二人の男性の物語』

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

一分間だけ目を閉じて想像してみてください。

人生最後の日を、あなたはどのように迎えているでしょうか?

 

ここであなたにある二人の男性の物語を紹介したいと思います。

 

25年前の美しい春の夕暮れに、二人の若者が同じ大学を卒業しました。彼らは驚くほどよく似ていました。

二人とも平均的な学生よりも少しだけ良い成績で、二人ともちょっと人見知りだけどやさしい好青年。そして二人とも将来に向けて期待に胸を膨らませていました。

 

最近、この二人が25年ぶりにサークルの同窓会で会いました。

「おお~、久しぶり!」

「なんだよ、元気?」

「お互い、あんま変わんね~なぁ」

 

彼らは相変わらずよく似ていました。

二人とも都内にある中堅どころの会社に勤め、二人とも目立たないながらもまじめな仕事ぶりで上司の信頼も厚く、二人とも半年前に、課長に昇進したばかりでした。

 

しかし違いもありました。

 

一人は今だに自由気ままな独身貴族。自分で稼いだお金は自由に使えるので、つい先日も、30万円もするゴルフクラブのセットを即買いしたばかりでした。

もう一人は5年前に結婚し、奥さんと二人の子どもがいました。お小遣い制ですがこれといって不自由もなく、休みの日は子どもと公園で遊んだり、この前の夏休みには家族で沖縄に行ってきました。

 

何が二人の人生に違いを生じさせたのでしょうか?

 

人の一生で何がこのような違いを生じさせるのか、考えたことはありますか?

●持って生まれた容姿の良さ?

●明るく積極的で社交的な性格?

●女性を楽しませる話題の豊富さ?

 

いいえ、違います。

片方が結婚したくて、もう片方が結婚したくなかったわけでもありません。

 

決定的な違いとは、二人の結婚に対する意識と行動です。

片方は結婚するには仕事が忙しい、結婚したら自由がなくなる、など行動を起こせない理由をたくさん並べてくれました。

もう片方はこのまま独りで一生を過ごすなんて考えたくもない。そんな味気ない人生だけは絶対にイヤだ。そう思って人見知りにムチ打って行動を起こしたのです。

 

このまま二人の人生が進むとしたら、人生最後の日に二人は何を思うでしょうか。

 

 

あなたの人生はあなたのもの

結婚相談カウンセラーの私がこんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが…

結婚だけが人生ではないと思います。人生に対する価値観は人それぞれですから。

 

自分の人生に対する責任を果たしさえすれば、

 ●ゴルフ三昧で幸せ、

 ●マンガに囲まれて幸せ、

 ●美味しいものを食べ歩くのが最高の楽しみ、

 

こんなふうに一人で感じる幸せもたくさんあります。

『銀河鉄道の夜』で有名な宮沢賢治さんや『サザエさん』の長谷川町子さんなど、生涯を独身で過ごした偉人も大勢いらっしゃいます。好きなことに情熱を捧げられる人生はすばらしいと思います。

 

でも、でも、でもですよ。

もしあなたが、

 ●ずっと独りで生きていくのは寂しい

 ●一人より二人。家族で過ごす人生のほうが楽しい

 ●誰にも気付かれずにひっそりと死んでいくのはイヤだ

そう考えているのであれば…

 

子どもといっしょにお風呂に入ったり、夜は川の字になって寝たい。

そんな人生を望んでいるのであれば…

 

何かが起こるのを ”待って” いてはいけません。

 

あなたは結婚したいですか?

個人的なお話をさせていただくのですが…

 

私の場合、幸いなことに良縁に恵まれ、三人の子どもを授かりました。その子どもたちも成人し、今ではそれぞれに家庭を築き、子どもたちを授かっています。

年に何回かはみんなで集まってご飯を食べたり、旅行したりしています。

そんな時に、結婚をしていなければ、目の前の全ての人がいない。

今、自分は一人です。

もちろん、一人でも幸せな方は大勢いらっしゃいますが、自分自身を考えると大変な事も多かったけど、家族に恵まれて、心の底から、ああ幸せだな、と感じるのです。

 

もちろん、どんなに好きな相手とだって、ときにはケンカもするでしょう。相手に合わせて何を食べるか決めたり、どんな映画を見ようか決めたり、家族を優先することが多くなります。(というよりも、ほとんどそれですよね)

 

だけど、それが家族の暮らしであり、やっぱり結婚は人生を限りなく豊かにする、そう思うのです。

だから結婚したいけど一歩を踏み出せない人には本音のアドバイスで背中を押してあげたいのです。

(こんなカウンセラー、少しお節介でしょうか?)

 

あなたはどれくらいエネルギーを使えますか?

私の経験から申し上げれば、女性に比べて男性のほうが婚活に使える時間も気力も少ないように思います。

きっとあなたの場合もそうではないでしょうか?

いくら男女平等といっても、やはり男性のほうが仕事に求められることも多いですからね。男女の性質的な違いもあるのですが、女性のように仕事は仕事で割り切って、というのはなかなか難しいように感じます。(たいていの場合、男性のほうが家に帰ってからも仕事のことを考えています、、)

そんなわけで男性のほうが婚活に向けるエネルギーが少なくなっているような気がします。

 

間違いなく言えるのですが、私たちは歳を重ねるごとに結婚を意識した出会いの場が少なくなります。いわゆる ”自然な出会い” というやつは皆無でしょう。

 

あなたがいつも仕事が忙しい。だから限られた時間と労力を使って効率よく婚活したい。

そういうタイプであれば、お手軽な出会いのマッチングサイトよりも、結婚に真剣で身元もしっかりした人との出会いを設定してくれる結婚相談所が向いているんじゃないか、そう思ってしまいます。

 

これも少しばかり、お節介でしょうか…

 

――飯塚 千栄子

あなたにとって理想の結婚とは?

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

あなたにとって理想の結婚とはどのようなものか。

 

じっくり時間をかけて考えたことはありますか?

 

私が思うには、理想の結婚とはお互いを大切にする気持ちを持つ事が大切だと思います。決して、結婚してから短い時間でお互いが傷つくようなものではありません。

お相手との信頼関係の積み上げが必要ですし、急いで一気に積み上げようとすると、どうしても無理が生じるものです。

 

まずは最初の出会いから。その人は本当にあなたが長くお付き合いできるお相手なのかどうか。それをしっかり見極めることです。そう思えないお相手とのやりとりに一喜一憂する必要はありません。

 

焦らなくても大丈夫。

一つひとつの出会いを大切にしながら、これはと思えるお相手に巡り合うのを待ちましょう。

この考え方だけできっとあなたの婚活も大きく変わりますよ。

 

今日はあなたに理想の結婚をするための秘訣を教えますね。

 

愛するより愛される

「女性は愛するより愛されたほうが幸せ」

 

ずいぶんと使い古された言葉ですよね。

だけど私自身の人生経験からも、また、これまで多くのご縁を取り持ったカウンセラーとしての経験からも、この言葉には一定の真実があると私は思っています。

あなたがお相手のことをあれこれ考えるよりも、お相手にあなたのことをあれこれ考えてもらったほうが万事うまくいきます。

 

言い換えると、お相手があなたのことをもっと考えるように仕向けるのです。

「仕向けるなんて、計算高くてなんかイヤだな」

ひょっとしてそう思いましたか?

 

誤解しないでくださいね。

計算するのではなく、女性の性質と男性の性質を理解してお互いが向き合うといったほうが正しいです。

例えば、女性は寒がりで男性は暑がり。そうわかっていたほうがお互い仲良く過ごせますよね。そんな捉え方の話です。男女の違いを理解していたほうが婚活はうまくいきます。

 

女性の性質、男性の性質

性質どころか、女性と男性は根本的に違う生き物。それぐらいに考えていたほうがいいかもしれません。

 

例えば、女性は頼まれもしないのに進んで他人の世話を焼きたがる傾向があります。

出会ってすぐの相手でも、自分に対する好意を感じれば相手のために全力で身を尽くします。たとえ頼まれていなくても相手が困っていたら何とかしてあげたい。見過ごすことなんて絶対にできない。そんな性質があります。

きっとあなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか?

これも出会って最初のころはお相手への気づかいと受け止められる程度のものであればOKです。でもやりすぎると婚活のブレーキになってしまいます。

 

反対に、男性は何でも自分でやり遂げることにプライドを持ちます。

いちいち口を出されることに腹を立てますし、手が回らなくなって本当に困らない限り、自分から助けを求めることはありません。

だから相手に対しても、頼まれてもいないのに自分から余計なことは絶対にしたくないと考えています。

 

女性は尽くせば相手が喜ぶと思っているし、男性は余計なことをしてほしくない。それなのに男性は女性を守りたいという本能を備えています。なんかややこしくなってきましたね。

 

さあ、どうするか?

 

頑張りすぎない

ここでの解決方法はたった一つ。

あなたが頑張りすぎないということです。あなたが相手に対して頑張って尽くすことで、かえって相手を遠ざけてしまいます。

とくにあなたが相手に一生懸命に尽くすタイプだとしたら、大いに肩の力を抜いたほうがいいでしょう。

 

あなたがお相手に対して尽くすよりも、どうすれば魅力的なあなたを見せられるか?

このことを考えたほうがうまくいきます。

 

これはというお相手に出会ったときや、なかなか良い出会いがないときほど、頑張りすぎる婚活から一歩引いてみましょう。

一時的に婚活をどこかに置いておき、忙しく働くとか、休みの日は自分の趣味に没頭するとか。話題の本を読んだり、感動する映画を観るのもあなたの内面を輝かせてくれます。友達と美味しいものを食べに行くとか、好きなアーティストのコンサートに行くのもいいですね。

自立している女性は男性にとって非常に魅力的に見えるものです。

 

どんな方法を選ぶにしろ、焦点はあなた自身に合わせることを忘れないようにしてください。

 

まとめ

真剣な婚活はあなたの印象を良くしますが、必死な婚活はあなたからお相手を遠ざけます。

 

理想の結婚とは「愛するよりも愛される」こと。それには最初の入り口である婚活を頑張りすぎない。

うまくいかないときほど、すっきり気分転換してあなたの魅力を取り戻すことです。不思議と、お相手があなたを追いかけてくるようになりますよ。

 

いつまでも愛される奥さんになるのは、ふつうの奥さんになるよりもずっと大変です。だけど、長い目で見れば十分に試してみる価値がある。

そう思いませんか?

――飯塚 千栄子

婚活の「折り合い」と「妥協」。お相手に求める条件の境界線はどこ?

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

ちょっと待ってください!

 

あなたのそのマッチングは「折り合い」の成果ですか? それとも「妥協」の産物ですか?

 

結婚相談カウンセラーとして20年の経験から申し上げると、お相手条件の「折り合い」は賢い判断になることが多いです。出会いのチャンスが広がりますし、そもそも出会えなければ始まりませんので。

でも絶対に「妥協」だけはいけません。あなたの大切なお相手を選ぶのに安易な判断はしないでください。

これからの結婚生活の中で必ず後悔することになりますよ。

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婚活に求められる「あなた」らしさとは

「ブライダルピース大和」代表 カウンセラー: 飯塚 千栄子

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

あなたの婚活は順調ですか?

 

人生の大切なパートナーを探す婚活の場ではお相手に対しての配慮が欠かせません。

ちょっとした気配りや身だしなみの工夫だけでも、あなたを相手に印象付けて「気になる存在」にしたり、「もっとよく知りたい」と思ってもらえるようになります。

でも緊張のせいか、大事な場面で上手に振る舞えない人もいらっしゃって、、、ご縁を取り持つ私からすれば、もったいない、そう思ってしまうんです。

 

ある意味、「成功する婚活のノウハウ」とは「振る舞い方のノウハウ」です。ちょっとした「あなた」の見せ方で相手の気持ちをこちらに振り向かせることができるんですよ。

お見合いでも婚活パーティでも、初対面の相手にどれだけ良い印象を与えるか、これはとても重要なことです。

 

誤解しないでくださいね。

あなたにまったく別人を演じろとか、あなたが積極的にお相手をリードしなければいけない、そう言っているのでもありません。

「あなた」らしさをしっかり伝えて、気になる相手がいたらしっかりと振り向かせてほしい、そう言いたいのです。

 

世の中に出回る「あなた」らしさの嘘

恋愛の指南書などで「あなたらしさが大事」とか「あなたが相手に合わせなくてもいい」なんてメッセージを見かけることがあります。

この言葉、半分は正しくて半分は間違っています。これを自分に都合よく解釈したり、鵜呑みにしてはいけません。

 

かりにあなたの自慢が個性的なセンスだとしても、お相手のあなたに対する関係性が十分になってから披露されたほうがよろしいかと思います。

「そんなのネコをかぶっているみたいでイヤ」って?

あなたに伝えたいのはそんな低い次元の話ではありません。婚活は大切なパートナーを探す、大人の社交場です。求められる振る舞い方というものがあるのです。

 

事実、自分のしたいように自由に振る舞うことが必ずしもあなたを幸せにしてくれるわけではありません。

 

例えば、

● 就職活動の面接で「自分らしく」振る舞う。

● 本気で痩せたいから「自分らしく」大好きなケーキを食べまくる。

● 出会いがほしいから「自分らしく」休みの日は自宅に引きこもる。

 

そんなことはありませんよね。そんな自分らしさは一時的にどこかへ置いておくはずです。きっと状況に応じて使い分けるのではないでしょうか。

 

では婚活に求められる「あなた」らしさとは何なのか?

ふつうに考えれば、お互いを見ないうちから交際に進むことはありませんよね。まずは顔を見たり、姿を見たりしてどんな人なのか確かめるはずです。

つまり、婚活における最初の「あなた」らしさはあなたの外見になります。身だしなみに気を配ることで「あなた」の印象はガラリと変わります。この手間を惜しむのは本当にもったいないです。

これからあなたの印象を良くする2つのことをアドバイスします。

 

メイクアップで「あなた」を見てもらう

ふだんのあなたがあまりお化粧をしないようなタイプでも、婚活では少しばかり頑張ってメイクしてみてください。メイクはあなたの魅力を引き出しますし、お相手への敬意にもなります。

 

ひょっとしてメイクが苦手ですか? 

香りに敏感な職業であったり、お化粧は控えめの職場にいると、慣れないメイクはちょっと苦手ということもありますよね。

 

大丈夫。安心してください。私からとっておきのアドバイスです。

もしメイクが苦手であればデパートの化粧品売り場でプロのアドバイスを受けてみてください。

メイクのプロは美容のプロです。あなたにはどんな色が似合うのか教えてくれたり、今どきのメイクを教えてくれたり、あなたのお肌の悩みまで解決してくれるかもしれません。

無理に高い化粧品を買わなくても、最低限のものを揃えるだけで良いアドバイスがもらえるはずです。

 

これは間違いなく言えるのですが、美しくなればなるほど女性は気分が良くなるものです。自分にも自信がつきますし、そのように振る舞うようになります。そんな女性は男性にとって、すごく魅力的に映るものです。

 

服装で「あなた」を見てもらう

「大事なのは中身。外見は関係ない」

もしあなたがそう考えていたとしても、それどころかそう考えているのであればなおさら、婚活の服装にも気を配りましょう。

 

世の中、女性らしさを求める男性は多いものです。

どんなに男女平等だとか、女性が強くなってきたと言っても、はるか昔より、男性にとって女性は守るべき対象なのです。これは生き物の本能レベルの話なので抗うことはできません。

 

どんな場であれ、服装のTPOは必要ですし、お相手に対しての敬意です。それが婚活の場であれば、できるだけ自分をよく見せたいし、お相手にビビビと感じてほしいですからね。

 

もしふだんのあなたが活動的なタイプで、パンツルックがあなたらしいスタイルだとしても、はじめての出会いでは女性らしいスカートのほうがお勧めです。あなたの女性らしさを印象付けることができますから。

高価なブランド服を買いそろえる必要はありませんが、あなたに似合った清潔感のある服装を心がけましょう。流行遅れであったり、あまりに年齢とかけ離れた服装は、そういう印象を与えてしまうのでくれぐれも気をつけましょう。

 

あなたらしいスタイルを伝えるのはお相手と打ち解けてから。

これからの人生を寄り添うのに自分らしさが出せないのでは息が詰まってしまいますからね。でも、最初からあなたらしさを出し過ぎると上手くいかないことは多いものです。

まずはじっくりとお相手との関係性を築くようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

婚活に求められる「あなた」らしさとは、あなたの考える「あなた」らしさだけではありません。お相手にどのように見えるか、そんな「あなた」らしさがとても大切なのです。

 

でも、お相手に対しては、どんな良い所があるかなと優しい目で見てくださいね。

その態度は、より魅力的なあなたになりますよ。

 

出会いから結婚、そして結婚生活。

これまでの私の人生経験や結婚カウンセラーとしての20年の経験からさまざまな人生の場面を見てまいりました。

だからこそ、ときには厳しいアドバイスを差し上げるかもしれません。それがあなたの人生を大きく左右するかもしれない結婚相談カウンセラーとしての責任だと思っています。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであればこんなにうれしいことはありません。

 

――飯塚 千栄子