結婚相手とオンラインでお見合いするメリットとデメリット

結婚相手とオンラインでお見合いするメリットとデメリット

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

今、オンラインでお見合いする人が増えています。

かくゆうブライダルピース大和でも、ZOOMやSkypeを使ったお見合いを積極的にお勧めしています。

 

このような状況でも時間は大切ですし、あなたの婚活を少しでも前に進めてほしいですから。

 

この記事では、実際にオンラインでお見合いした人たちの感想をもとに、オンラインお見合いのメリットとデメリットをまとめてみました。

あなたの出会いのきっかけになれば幸いです。

 

結婚相手とオンラインでお見合いする

もしかしたら、少し不安に感じていらっしゃるかもしれませんね。

お気持ちはよくわかります。

 

世話焼きタイプの私に言わせれば、お見合いは結婚相手になるかもしれない人との最初の出会いです。

やはり直接お会いして、お相手の雰囲気やお人柄に直に触れていただいたほうが相性もよくわかる、そう思ってしまうのですが・・・

 

昔ながらの仲人さんや成婚者の多い結婚相談所にはそのように考える人が多いと思います。

 

でも・・・

 

このような状況ですので、さすがにそうも言っていられなくなりました。

 

米ハーバード大学の研究チームによると、新型コロナウィルスの世界的な流行を抑えるには外出規制などの措置を2022年までに断続的に続ける必要があるとか。

 

国は緊急事態宣言を出し、都道府県は休業要請を、そして私たちは”人と会うこと”を自粛。

 

お見合いしたくても、デートしたくても、場所を提供してくれるラウンジやカフェなどがお休みですからね。本当に深刻です。

 

だからといって何もしないわけにはいきません。失った時間は永遠に取り戻すことができませんから。

 

そこでZOOMやSkypeを使ったオンラインでのお見合い。パソコンやスマホでお相手と”対面”するというものです。

そこにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

 

オンラインでお見合いするメリット

コロナの感染を防げる

当たり前と言えば当たり前ですが、お見合い相手とも、付き添う仲人さんとも、お店の人やほかのお客さんとも、お見合い場所に行くまでにも、だれとも会わないのでコロナの感染を防げます。

 

やはり命が最優先です。これがオンラインでお見合いをする最大の理由であり、メリットですよね。

 

お見合いにかかるお金を節約できる

外出を自粛して自宅で会うので、お茶代やお見合い場所に行くまでの交通費がかかりません。

 

ホテルのラウンジでお見合いすると紅茶一杯で1,000円~1,500円くらいかかりますからね。

(誤解しないでほしいのですが、私たちはお見合い場所としての上質な空間や雰囲気にお金を払っています)

男性は女性の分も払うのがマナーですのでお茶代も2倍です。毎週お見合いするとなれば大きな出費とも言えます。

 

でもオンラインのお見合いであれば金銭的な負担も減るので、もっとお見合いを申し込んだり、お受けできるかもしれませんね。

 

効率良くお見合いできる

オンラインのお見合いは移動に時間を取られません。

ということは、効率良く、多くのパートナー候補と会うことができます。

 

しっかり身支度して、電車やバスに乗って、お見合いの30分前には現地に到着して・・・

これだと十分な時間を確保して1日に1回、多くて2回くらいがお見合いを設定する限度でしょう。

 

このような時間的な制約、体力的な負担(と金銭的な負担)が少なくなれば「忙しいけど1時間だけ”会って”みよう」とか「2時間おきにお見合いして」などと自分のペースで出会いを増やしていけるでしょう。

 

*質がともなうのが大前提ですよ。出会いの数は大事ですが、効率良く数をこなすのではなく、一人ひとりとの出会いを大切にしていきましょう。

 

結婚相談所が設定するので安心して会える

やはり身元の確かな人と出会えるのは安心・安全です。

 

コロナ前のオンライン婚活と言えば婚活アプリやマッチングサイトが一般的でしたが、出会う相手が独身かどうか、身元はどうか、何より結婚の意思があるかどうか、はっきりとわからないのが大きな不安でした。

 

結婚相談所のオンラインお見合いは、結婚相談所に登録している人との出会いに限定されます。

身元や結婚の意思がはっきりしているので、オンラインでも安心・安全に出会えます。

 

メモを取りながらお見合いできる

メモを取れるのが便利という人もいらっしゃいました。

 

たしかに、通常のお見合いであればお相手の前で会話の内容をメモするというのは失礼な感じがします。

でも画面越しであれば、お相手に失礼にならないように、話したことや聞いたこと、気づいたことをこっそりメモしておけます。

 

お見合いの回数が増えると、だれと何を話したか、うっかり忘れてしまうことがあります。でもメモしておけば、次に会ったときにも会話がスムーズです。

 

オンラインでお見合いするデメリット

直接会えない

お相手の全体的な雰囲気や同じ場所で過ごす空気感のようなものを確かめられないというのは大きなデメリットです。

 

顔だけとか、上半身だけとか、画面を固定して対面しますので、お互いに見せたいところしか見ることができません。(あるテレビ番組のコメンテーターさんは自宅から、上半身はビシッとスーツだけど下半身はパジャマといういでたちで出演されているそうでが・・・)

 

お相手の背が高いとか低いとか、痩せているとか太っているとか、においに仕草や立ち振る舞いなども大幅にカットされてしまいますね。

 

慣れが必要

どこに目線を置けばいいのか、お相手にはどのように見えているのか、最初のうちはオンラインでお見合いするのを恥ずかしく感じるかもしれません。

何しろ、画面越しに初対面の相手と結婚を意識した会話をするのですから。

 

でも大丈夫。だいたい1~2回で慣れます。(テレビ電話の延長ですよね)

やっていくうちに気持ちに余裕が出てくるので、お相手をよく見たり、お相手との会話も楽しめるようになると思います。(何を話すか、付箋やメモに書き留めておくなど、前もって会話を準備できますね)

 

オンラインに対応している人としか会えない

オンラインでは会えない人も一定数、いらっしゃると思います。

 

オンラインでお見合いする人が増えているといっても、結婚相談所の体制やカウンセラーさんによってはオンラインお見合いに対応していないところもあります。

 

会員さんのオンライン環境が整っていない場合や、オンラインお見合いに乗り気でない方もいらっしゃるかもしれません。

 

当然ながら、そのような人とはお見合いできないわけです。

それをどう受け止めるか。

 

見方によっては、このような時期に出会える人はご縁でしょうし、危機対応力や柔軟性にマルがつくのかもしれません。(婚活を前に進めたいという価値感が同じともいえます)

 

婚活していることを家族に知られてしまう

自宅でお見合いすると、婚活していることを同居の家族に知られて恥ずかしいという人もいました。

 

たしかに、彼氏や彼女との恋愛の会話であれば、親兄弟に聞かれるのは恥ずかしいかもしれませんね。でも、お見合いは結婚に向けた真剣な社会活動です。

今どき、婚活するのはごく自然なことですし、ぜひともご家族にも応援してほしいと思うのですが。

 

私としては(まとめ)

これまでオンラインでお見合いするメリットとデメリットをお話してきましたが、いかがでしたか?

 

どんな状況であっても、あなたに結婚を諦めてほしくありません。

寄り添える相手がいれば喜びは2倍になりますし、悲しみは半分ですみます。コロナのような、世の中全体が不安に包まれているときなど、本当に心強いものです。

 

どうか積極的にお見合いを申込んでいただきたいと思います。

私も精一杯、あなたの婚活を支えますので。

 

一日でも早くコロナが収束して、あなたに幸せな結婚が訪れることを心より願っております。

――飯塚 千栄子

 

追伸)

外出自粛ゆえのオンラインお見合いということを忘れないでくださいね。

 

やはり直接お会いするのが一番です。

だって結婚してからもオンラインでしか会わないというわけにはいきませんから。

 

失敗しないお見合いのルールとマナー7つ

失敗しないお見合いのルールとマナー7つ

From:カウンセラー 飯塚 千栄子

 

お見合いは結婚を考える男女にとってすばらしい出会いのひとつです。

 

お見合いの歴史は鎌倉時代に始まったそうですが、その頃から男性と女性を結びつけるための最も合理的な習慣として行われていました。

昔は政略結婚やお店を守るといった商売上の都合が一般的でしたが、今はそんなことほとんどありませんよね。ふつうに、結婚したい男女が出会うカタチとして社会に認知されています。

 

それも、ここ数年でとくに、家同士の結びつきという堅苦しいお見合いからお二人の気持ちを優先させたカジュアルな出会いに変化してきたように感じます。

 

でも注意していただきたいのは、お見合いは当事者二人だけの問題ではないということです。

いくらカジュアルな出会いといっても仲人さんや結婚カウンセラーといった第三者が仲介することでお見合いが成立するわけです。そこには当然、出会いのルールとマナーもあります。

 

これらを守ることで知らない人同士でもお互いに気持ちよく出会えますし、「感じのいい人」といった印象を与えて次につながるのです。

 

結局のところ、これらの約束事が結婚を大きく近づけることになります。

 

今日は失敗しないお見合いのルールとマナーについてお話しますね。

あなたもお相手に一目置かれる大人の女性としてお見合いのルールとマナーをしっかり守るようにしましょう。

 

時間厳守

絶対に守ってほしいのは待ち合わせの時間に遅れないということです。

 

これは単にルールやマナーの問題だけではなく、お見合いに臨む気持ちにも影響します。

 

相手を待たせることに焦りを感じたり、遅れたことを謝ったり、気持ちのうえで対等の立場になりません。心の余裕がなくなってしまいます。

 

お見合いを経験されたことのある方は身に染みてご存知かもしれませんが、お見合いの雰囲気はお互いの気持ちの入り方で大きく変わってきます。もちろん、会話が弾んで第一印象がいいほうが良縁になりやすいわけです。

 

ですのでお見合いは絶対に時間厳守。

遅れないためには、

1.当日はできるだけ電車を利用して、事故や渋滞など時間が読めない車は使わない

2.待ち合わせに遅れないだけなく、時間に余裕を持って自宅を出る

この二つを心がけでください。

 

「5分前に到着すれば大丈夫」

このような考えは結婚を遠ざけます。

 

待ち合わせの20分~30分くらい前には到着して、ゆっくりと辺りを見回しておくくらいの余裕が大事です。

環境にも慣れるのでお見合いに集中することができます。

 

さもないとどうなるのか。

こんな失敗談だってあるのです・・・

 

以前に、お見合いに遅れそうになって息を切らしながらホテルのラウンジに駆けつけた人がいました。

 

暑い夏のことです。

 

お見合い相手を前に、どんどん汗が噴き出してくるし、はぁはぁ呼吸を整えるのにも必死です。

挨拶もそこそこに着席したのですが、そんな状況ですので会話に集中できません。

 

当然、このお見合いに次はありませんでした。

条件的にも悪くなく、お互いに期待していたお見合いだったのですが・・・

これではお相手に、自分が軽んじられていると思われても仕方ありません。

 

たとえ10分でもあれば、すっかり汗もひいて、お化粧も直したり、万全の状態で自分を見てもらえるわけです。

気持ちにも余裕ができてお相手との会話も弾んだと思うのです。

 

後から聞いたいのですが、容姿もお互いの好みだったみたいですし。

でも・・・

 

このお見合いでふたりの人生が大きく変わっていたかもしれません。

そう思うと本当にもったいないと思うのです。

 

身だしなみ

状況に合わせて「あなたらしさ」を出す必要があると思います。

 

装いは「あなたの女らしさ」を感じてもらうためにパンツルックではなくスカートで、体的に清潔感のあるコーディネートを心がけましょう。

 

高価な服を新調したり、ブランド物を身にまとう必要ありません。

華やかさは大切ですが、カジュアルではなく派手にもならないように、露出の多い服装は避けるようにしましょう。

 

メイクも大切です。

 

基本的に、メイクは女性のマナーです。

「あなたにきれいな私を見てもらいたい」という女心を表しますし、お見合いのメイクはお相手に対する敬意でもあります。

 

自己流のメイクよりも客観的なプロのアドバイスを受けて、「あなたらしさ」をお相手に伝えてほしいと思います。

 

あいさつ

仲人さんや結婚カウンセラーなど仲介者が同席するのであれば、まずは紹介してもらうのを待ちましょう。

 

最近のお見合いでは仲介者が立ち会わないことも多くなりました。

お見合いの場にお相手とあなたの二人だけであれば、あいさつは出しゃばらない程度にお相手よりも先に、はっきりと名乗ってあいさつしましょう。

 

「はじめまして。○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」

 

この一言であなたの印象は大きく変わりますし、お相手も緊張がほぐれますので良い雰囲気で会話がはじまることが多いものです。

 

態度

笑顔を絶やさずに、明るくはっきりと受け答えするようにしましょう。

 

幸せな結婚生活するうえで一番大事なのはお互いの信頼関係だと思うのです。

中身に重点をおいて、まず最初にお相手の良い面をできるだけたくさん探すようにしてください。

 

もしお相手があなたの求めている人と違ってもそんな素振りを見せてはいけません。

不愛想になったり、しゃべらなかったり、失礼な態度は絶対にダメです。

 

会ってすぐに断るつもりだったとしても、お相手から「すてきな人だった」「この人と交際したい」と思われるのが大人の対応であり、そんなあなたでいてほしいと思います。

 

「いろいろな人とお見合いしたけど、やはり○○さんがよかったな」

お見合い相手からのそんなセリフは必ず仲人さんや結婚カウンセラーの印象に残ります。

仲介する側にすれば自信を持って紹介できる女性に映り、あなたにしてみれば次の良縁が入りやすくなります。

 

「あの人は最悪でした」

どんなに凄腕の仲人だってそんなふうに言われている人の紹介には躊躇するものです。

 

お見合いの禁句をご紹介しますので、あなたは絶対に口に出してはいけませんよ。

 

「何回目のお見合いですか?」

「今までのお見合い相手はどうでしたか?」

「仲人さん(結婚相談所)にはいくら払っているんですか?」

「まだ結婚する気がないんです」

「なかなかよい相手に出会えないんです」

 

何が言いたいか、わかりますよね。

 

お茶代

えっ、そうなの?

そう思われる男性もいらっしゃるかもしれませんが、お見合いのときのお茶代は男性がもつようにしましょう。

割り勘は絶対にダメですよ。これだけでお見合いがうまくいかない理由になりますので。

 

女性は払ってもらって当然と思わないで「ありがとうございます。ごちそうになります」とお礼の言葉を必ず伝えましょう。

 

もし気に入らない相手だとしても奢りたくないとか、奢られたくないというのは大人の振る舞いではありませんよ。

 

お見合いの別れ際

お見合い相手には笑顔で、

「本日はありがとうございました」

「今日はとても楽しかったです」

「お会いできてよかったです」

 

このような一言を忘れないようにしてください。

 

仲介者への報告

お見合いの状況はその日のうちに仲人さんや結婚カウンセラーなど仲介された方へ必ず報告するようにしましょう。

 

今日のお相手ともう一度会いたいのか、それともお断りしたいのか、はっきりと自分の気持ちを伝えてください。

 

そのお見合いはあなたの人生を決める出会いになるかも知れません。

すぐに結論を出せなかったり、いろいろと迷うのが当たり前です。(お気持ちはよくわかります)

そういうときは「一晩考えてから明日中にお返事します」などと伝えれば大丈夫です。

 

反応がないと仲介してくれた人も今回のお見合いをどう決着させればいいのか、判断できません。

少しでも良縁の確率を上げるために仲人さんや結婚カウンセラーはお見合いの設定やあなたのフォローに奔走してくれますので報連相(ホウ・レン・ソウ)を欠かさないようにしましょう。

 

まとめ

あなたのお見合いはルールやマナーが守られていますか?

もしこれまでお見合いがうまくいかなかったのであればもう一度ルールやマナーを見直してみてくださいね。

たいていこの中の理由が当てはまっていたりしますので。

 

私のアドバイスであなたの人生がもっとよくなるのであれば、嬉しいです。

――飯塚 千栄子